astro-ph

Rotational Velocities of Individual Components in Very Low Mass Binaries

Q.M. Konopacky, A.M. Ghez, D.C. Fabrycky, B.A. Macintosh, R.J. White, T.S. Barman, E.L. Rice, G. Hallinan, G. Duchene
KeckのAO+NIRSPECを使ってlateM-lateLの連星をK-bandで高分散分光してその射影自転速度を調べた。その結果、11system中5個はbinaryの主星と伴星で自転速度が3σで異なっていることが分かった。一般的に連星系は同じ環境で同じ時期に生まれるので、年齢に依存するパラメーターである自転速度に差異があるのは自然には考えにくい。これを説明する考えとしては二つが考えられる。一つは、本当にそれぞれの自転速度が異なっているという可能性。もう一つは射影自転速度なので自転軸が異なっている可能性。前者は、スペクトル型が異なる場合は自転速度のスピンダウンのタイムスケールが違うことから、スペクトル型の異なる連星では説明がつく。後者は、3重連星の場合は外側の重い星の摂動で自転軸が傾いてしまう可能性はある。この場合、同じスペクトル型同士の連星の場合は説明できないが、昔に質量の大きい星の近くを通って相互作用の結果自転速度に違いあると説明できなくもない。これらの可能性を切り離す手段として、一つはそれぞれの星の活動性を見るという手法がある。晩期型星はしばしばフレアが強く活動性がつよいことが示唆されており、実際電波観測などで活動性が強いことが示唆されている。ただし、単一鏡の電波観測は分解能が低いのでVLBIによる観測で、連星の各星の電波強度が分離できれば面白い。
http://arxiv.org/abs/1202.5555

Probing the anomalous extinction of four young star clusters: the use of colour-excess, main sequence fitting and fractal analysis

B. Fernandes, J. Gregorio-Hetem, A. Hetem Jr
http://arxiv.org/abs/1202.6280

New H2 collision-induced absorption and NH3 opacity and the spectra of the coolest brown dwarfs

D. Saumon, M. S. Marley, M. Abel, L. Frommhold, R. S. Freedman
http://arxiv.org/abs/1202.6293