独り言

就職活動では無事、宇宙開発系の仕事のある企業に内々定をもらった
理学系の博士学生ということで、専門分野は全く異なってるし、工学の知識があるでもなし、
プログラミングがそこまで得意な訳でもなくそれでいてやたら年齢だけがたっている人間をよく採ってくれたと思う
という訳で、「宇宙」というキーワードは継続しているけど、結構チャレンジングな就活だったと思う
そのチャレンジングな就活を支えてくれたのは「無理でしょ」という言葉への反発心だったのかもしれない


就活を始める前のある日、大学時代の友達にあった
彼は高校の教員志望で、大学に在学中から高校で非常勤職員を勤めており、教育に非常に熱心な人間である
そこで、自分は宇宙開発・利用の業界に就職したいと話した
しかし、友達には「それは無理だろ」と一蹴されてしまった
自分としてはそこまで頭ごなしに否定されると思っていなかったので、あまり深く理由を聞けなかったのだが、
おそらく、一般的にパイの非常に少ない業界に、就活弱者である博士の学生が行ける訳がない、現実を見ろ、と思ったのだろう
そうだとしたら、妥当な判断なのだと思う
ただ、逆に言われた方としては、そんなんやってみんとわからんし絶対にあきらめん、と強く思った


思い返せば、大学入試のときも、当時の担任に志望校を話したときに「そこは無理ですねぇ」と失笑されてしまった
(まぁ確かに当時は全く勉強してなかったので当然の反応ではあったのだけど)
そのときも、もちろんそれだけがモチベーションではなかったが、その担任を見返したくて頑張った覚えがある


自分は、これまで自分のやりたいことをあまり否定されたことがなかったので、
たまに否定されて押さえつけられると反発してそれを力に変えることができるのかもしれない
そして自分に反発心という形でやる気を与えてくれた二人には感謝してもいいのかもしれない
ただ、「先生」という職業の人にはできれば否定からではなく、肯定から話を聞いてほしいと思う
これは植松努氏の書籍に影響された言い回しだが、
「いや、無理でしょ」と思考停止するんじゃなくて「じゃあどうしたらできると思う?」と考えてほしい
俺はたまたま「無理でしょ」に反発する人間だったから良かったけど、同じように言われて夢をあきらめる人もいるかもしれない
先生は多くの子供の人格形成に影響する職業であると思う
先生の何気ない言葉で子供の夢を奪うこともできる
先生には子供の夢を現実に変えるための手助けができる存在になってほしいと思う


とりえあず、今度あの友人にあったら当時のことをネタにしていじってやろう
そして自分はこれからも「無理でしょ」に反発して「じゃあどうしたらいい?」と考える人間でありたい